「薬の種」を世の中に出すお手伝いをしています

治験コーディネーター（CRC）として働いています。CRCは病院と製薬会社の間に入って、新薬を待っている患者さんに1日でも早く届けられるように治験（薬の有効性・安全性を確認する臨床試験）の過程をコーディネートする仕事です。

２０２０年にコロナ感染が広がり、新薬が必要とされ始めたことがCRCを目指すきっかけになりました。人の命に関わる仕事に就きたいという幼いころからの夢をかなえられ、何より薬を待っている人の役に立てるやりがいのある仕事だと思いました。今の目標は、仕事をきっちりこなして必要とされるキャリアウーマンになること。仕事を通してたくさんの人を笑顔にしたいです。

自分を追い込んだ３年間で培われた自信と精神力

社会人になった今、高校時代に身につけた自信や精神力は一生の財産だと感じています。部活と勉強に追われ、これ以上はないと思うほど自分を追い込んだ３年間。テニス部では日々の練習、遠征、合宿などすべてに全力で取り組み、副キャプテンになると責任感も芽生えて精神力が鍛えられました。

部活動と勉強が両立できたのは、生徒個人に理解がある環境に恵まれていたからだと感謝しています。試合で授業を受けられなくても先生方が時間を割いて親身にアドバイスしてくださるなど、学校生活が応援してくれているような安心感がありました。

一人ひとりが夢や目標に向かって努力できる学校

当時は充実した毎日が送れることを当たり前に感じていましたが、実は多くの人に支えられていたことがわかり、日々感謝の気持ちを忘れないようになりました。夢中で取り組んでいたテニスは、高校を卒業してからやっていないので、体力づくりも兼ねてまた始めたいと思っています。

純心は楽しいことも苦しいことも一緒に乗り越えてくださる先生や仲間がいて、一人ひとりが夢や目標に向かって努力できる環境が整っています。将来、あの時頑張ってよかったと振り返ることができる素敵な高校生活を送ってください。

県立広島大学　生命環境学部　卒業

旧　医歯薬特進コース（現　S特進コース）卒業