母の日~放送朝礼より~

今日は先日シスターが話された放送朝礼の内容を紹介します。

あなたのお母さん、お父さんはお元気ですか?あなたは、お母さん、お父さんを大切に思っていますか?そして、大切にしていますか?

あなたがまだ小さな赤ちゃんだったとき、あなたは、おなかがすいて泣き、おむつが濡れては泣くことしかできませんでした。そして、おむつを替えてもらい、ミルクをたっぷりと飲ませてもらうと満足そうに大きなあくびをし、すやすやと眠りました。やがて眠りからさめると、お父さん、お母さんは、あなたを抱き上げて優しくあなたに語りかけました。「よしよし、いい子だ。」
 今、誰からか「いい子だね」とほめてもらうとき、あなたはきっと何かいいことをしたのでしょう。まじめに掃除をしたり、バスや電車で席を譲ってあげたり、一生懸命に部活や勉強に取り組んだり、困っている人を助けたりしたのでしょう。理由があってこそ「いい子だね。」と褒めてもらいます。なにかいいことをしたからこそ褒めてもらうのです。
 しかし、赤ちゃんだったあなたは、何かしてあげることがまったくできないのに、あなたの人生の初めにお母さんやお父さんはあなたを抱き上げ、優しく微笑みかけて「よしよし良い子だ。」とあなたに向かって宣言するのです。そして、今まで育て上げ、見守っていてくださいました。それが、親です。親とは、人生の初めに愛を与え、愛を教えてくれた方なのです。

 このお話、高校2年生、3年生は思い出しましたか?黙想会の指導をしていただいた神父様のお話です。覚えていますか。今度の日曜日は母の日です。あらためてご自分のご両親のことを考える日にし、ご両親に感謝する日にできるといいですね。
ところで、五月は、聖母月。マリア様の月です。人類の母と呼ばれるマリア様もまた、皆さんのご両親と同じようにいつも優しく見守ってくださっています。皆さんの保護者の方が皆さんの小さいころから温かい目で見守ってくれたのと同じです。学園の理想とするマリア様、どんな女性だったかは、宗教の授業で少しずつ見えてくるものがあると思います。一人ひとりが思い描くマリア様に一歩でも近づけるよう努力ができますように。何か行動を起こすとき、自分を振り返ったとき、「もし、マリア様だったら」と考えることも一つの方法です。
聖母月の努力項目の一つは、祈りを大切にすること。毎日の聖歌、昼の祈りを大切にしてください。聖歌の時には、聖歌集を開き、心の耳でききましょう。昼の祈りは、手を合わせ、心を合わせましょう。祈りのバトンが回ってきたら遅れずに聖堂に行き心を込めて祈りましょう。
二つ目は、おささげです。クラスだけでなく、各自でも続けてできるおささげを考え、実行に移しましょう。お祈りをするとき、おささげをするとき、心の中で世界平和のために、コロナ感染の収束を願いつつ、自分の意向も合わせてください。五月の間、聖母月であることを心に留めて過ごしましょう。月末には、きっと晴れやかに聖母行列の日が迎えられると思います。

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