3学期が始まりました
1月8日(金)、3学期の始業式でした。降雪が心配されましたが、無事3学期を始めることができ、生徒の笑顔にあふれた3学期初日となりました。
今年の3学期始業式は新型コロナウイルス感染症予防のため、放送での始業式となりました。校長先生のお話、教頭先生からどのように3学期を過ごしてほしいかなどのお話がありました。
校長先生のお話では、旧約聖書の民数記6章24-26を読まれ、生徒たちを祝福されました。
「願わくは、主があなたを祝福し、あなたを守られるように。
主が御顔を向けてあなたを照らし、あなたに恵みを与えられるように。
主が御顔をあなたに向けて、あなたに平安を賜るように。」
また、今年が丑年であることを挙げられ、今できることを誠実に粘り強く取り組んでいくよう話され、生徒たちへのメッセージをくださいました。
教頭先生は、挨拶の大切さを話され、生徒たちに頑張ってほしいという想いから、伊集院静氏の詩『向かい風を歩くんだ』を読んでくださいました。
『向かい風を歩くんだ』
成人おめでとう。
今日からみんな大人だって? そんなはずがない。
一日で大人になれるわけがない。
どうしたら大人になれるかって? こうだ、という答えはどこにもない。
その上、大人になる近道もないし、特急券も売っていない。
上り坂と、下り坂があれば、上り坂を行くんだ。
甘い水と、苦い水があれば苦い水を飲みなさい。
追い風と、向かい風なら、断然、向かい風を歩くんだ。
どうして辛い方を選ぶかって?
ラクな道、甘い水は君たちに何も与えてくれないし、
向かい風の中にだけ他人の辛酸の声が聞こえるんだ。
真の大人というものは己だけのために生きない人だ。
誰かのためにベストを尽くす人だ。
金や出世のためだけに生きない、卑しくない人だ。
品性のある人こそが、真の大人なんだ。
生徒たちにとって、とてもありがたいお言葉を校長先生、教頭先生からいただき、新学期を迎えるにあたり、心を引き締めた生徒も多いようでした。3学期は1年の中で一番短い学期となりますが、今日の始業式は生徒にとって1年を締めくくる、次年度に向けてのスタートを切るとても大切な1日となりました。