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【学校長ブログ】6月の月訓は「愛徳」です

昨日のニュースで衝撃を受けました。コロナ関連のニュースで、ある路上生活の方の言葉でした。「おかしいな、なんか変だな、みんなマスクをして・・・」 つまり、長いことニュースを見聞きする術がなく、コロナパンデミックの状況を知るまでに随分時間がかかったようでした。今は、NPO法人や他のグループの方々が支援をしておられ、「大丈夫ですよ。ワクチン接種の予約できますよ。」と安心されていたようでした。そういえば、昨年も「ステイホーム」の呼びかけに、ホームレスの方はどのような気持ちで過ごしておられたのだろうかと私自身も後で考えたことでしたけれど。最近では、「ヤングケアラー」の問題も取り上げられるようになりました。取り残された方々に気づかないで過ごしているのだなとあらためて思いました。

「それぞれの状況において、たとえそれがどんなに複雑なものであったとしても、己の行動において、何が正義であり、人間性にかない、まっとうであり、責任あるものかに関心をもつものになってください。・・・このような時代にあって、まさに必要とされるそうした誠実さにおいて知られるものとなってください。」  (教皇フランシスコの言葉より)

教皇フランシスコは、2019年秋に来日した折、上智大学で若者たちを前に、「学ぶ」とは、「いのち」を守りえる者になることへの道程に他ならないと語っています。 昨日ニュースを聞きながら教育に関わるものとして、身の引き締まる思いがしました。

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