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【学校長ブログ】狭き門から

「狭き門から入りなさい」(マタイ 7章13節)これは、今朝のミサで読まれた聖書の個所です。

本校の高校2年生は、秋に修学旅行で関西を訪ねます。(昨年は県内)。斑鳩の里で柿を見ながら例の1句を口ずさんだり古の日本の文化にとっぷり浸ります。訪問先の1つに東大寺大仏殿があり、毎年、柱の穴くぐりに何人もの生徒が挑戦して楽しんでいます。自分で体を思いっきり縮める努力をしたり、ねじったり、周りにいる人が手を差し出したり、ひたすら応援したり。

聖書の中にはしてはならないことが挙げられています。人を傷つけてはならない、人をねたんではならない、人から奪ってはならない等々。一方で、傷ついている人がいたら助けなさい。人を赦しなさい,施しをしなさい、感謝しなさい等々しないといけないことも挙げられています。してはならないこととしなければならないことの隙間が実は大変なんだろうと思います。正面からぶつからずに、向きを変えたり小さくなることも必要で、擦り傷は仕方のないことかもしれません。いつでも擦り傷を笑って過ごせるわけでもありませんが。ひたすら応援してくれる人がいることが支えになることは言うまでもないことだと思います。