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【学校長ブログ】中3修学旅行


「ひめゆりの塔」でのセレモニー 花束を捧げます
千羽鶴を捧げます  この千羽鶴はキーホルダーになって祈りが語り継がれるそうです
皆でお祈りを
エメラルドグリーンの海(美ら海水族館)  何のポーズ?
シーサーつくり体験中  途中です


12月9日から11日まで中3生は沖縄に修学旅行に行ってきました。入学以来3年間コロナ禍の中での学校生活ですので、この旅行が実施でき、本当に良かったと思います。実に充実した旅行でした。

前日12月8日は学園創立の日でした。
今年も、学園として幼稚園、中高、短大、大学が一堂に会してミサを行うことはできませんでした。そこで中高では、「ことばの祭儀」を放送で行い、その後、演劇「The Firefighters ~消防士物語~」を映像DVDで鑑賞しました。世界中が震撼したアメリカ同時多発テロ事件を題材にしたものです。サプライズで役者さんも登場してくださいました。愛する家族を失う者、去っていく者の悲しみを知り、違いを越えて、同じ仲間として、互いに尊重し、手をつなぎ合うこと、平和の尊さをあらためて考えました。「めっちゃ泣きました」という声も聞こえてきました。心に残る演劇でした。
感動しました。

純心では、「いのち」について「平和」について考える機会がたくさんあります。そのような雰囲気の中で「祈る」ことが自然に身についていきます。
「お祈りをしましょう」というとさっと胸の前で手を合わせる姿はきれいだなといつも思います。今回の旅行でもそう思いました。

三日間お世話になったバスのガイドさんは、地図上にその日の行程、天気、気温などを書いてバスに貼ってくださっていますが、今日の一言も書いてくださっていました。初日は「命こそ宝」、二日目は「ゆいまーる」、三日目は「真心」でした。実は、那覇空港で出迎えていただき顔を拝見したとき「あれ?」と思いました。数年前の旅行でもお世話になったガイドさんでした。その時の写真をわざわざ持ってきて見せてくださいました。苗字は沖縄で56(54だったかな)番目に多い苗字だそうです。バスの中では、ガイドさんご自分の体験を踏まえたいのちを大切におもうお話をたくさん伺いました。
大変心に響くお話でした。沖縄について、歴史や文化等もう少ししっかり学ぼうと思いました。

さて、旅行を通して成長した3年生、今日明日と代休で14日からは一学期から取り掛かっている3年間の集大成「卒業レポート」を校長に提出します。楽しみです。