【学校長ブログ】待降節に思うこと
クリスマスの季節になりました。カトリック教会では、クリスマスから遡って4回日曜日を数え、その1回目からクリスマスを準備する期間に入り、この期間を「待降節」と呼んでいます。毎年この時期は、世界中がクリスマスの温かさに包まれますようにと思いながら過ごしています。今年は11月28日からです。校内もクリスマスに向けた内外の準備が始まりました。聖歌も昨日の朝礼から待降節の歌に変わりました。気持がシャキッとなりました。
クリスマスには、映画や歌、絵画などそれにまつわるたくさんの作品がありますが、私が好きな曲の1つは「O Holy Night さやかに星はきらめき」です。旧約の歴史の中で、長く辛く疲弊した日々を送っている民の間に、救い主御子イエスが生まれ、世界は希望と喜びに満ち溢れた、そのような意味の歌です。意訳しすぎていますが。
コロナ禍の勢いが少し緩やかになったようにみえますが、一方で新変異型オミクロンに対する警戒が高まっています。時代が移り社会が変わっても、感染症に苦しむ人傷つく人はいつもいます。そして希望を失っている人が大勢います。
ミッションスクールに係る私たちは、クリスマスを前に考えたいと思います。いのちをいただいた者として、他のいのちを大切にしていく生き方に価値を見出したいのです。皆が温かいクリスマスを迎えるために。世界に心を向けましょう。その前にまずは、目の前の期末テスト、卒業テスト頑張りましょう。勉強は世界を知るためにやっているのです。
「O Holy Night さやかに星はきらめき」(クリスマス讃美歌)
さやかに星はきらめき
御子(みこ)イェス生まれ給う
長くも闇路(やみじ)をたどり
メシヤを待てる民に
新しき朝は来たり
さかえある日は昇る
いざ聞け 御使(みつか)い歌う
妙(たえ)なる天(あま)つ御歌(みうた)を
めでたし 清し今宵(こよい)