【学校長ブログ】平和を願う「アンネのバラ」
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昨
一昨年の学園の日(12/8)に植えたバラが今年も香しく咲き始めました。そのうちオンライン鑑賞会を実施したいくらい麗しい。随分前から立派に育っている職員室前の「アンネのバラ」も優しい色合いで咲いています。このバラは「アンネの日記」に感銘を受けたベルギーの園芸家が、平和への願いを込めて、アンネ没後15年目の1960年に新種のバラを作ったのが始まりで、アンネの父、オットー・フランク氏に贈ったことにより、「アンネの形見」と命名されました。その後オットー氏から「アンネの形見」と名付けられた可憐なバラの苗10株が日本へ送られましたが、このうちの1株だけが、奇跡的に花をつけました。この1株が、日本での「アンネのバラ」の起源です。「アンネのバラ」はその後、接ぎ木で増やされ、全国の教会、学校等に贈られました。アンネフランクの平和の願いは、形を変えて引き継がれています。
さて、コロナウイルス感染の心配が続いています。また、自然災害や人災など、世界の各地で不安な中で暮らしている方が大勢います。一日も早く、安心して過ごせる日が来ますようにと祈りながら、今日もバラと対話しています。