大学でお産の神秘さを学び「私も命の誕生に立ち会いたい」と思うようになり助産師を志しました。まだ働き始めて間もないのですが、無事に新生児が母親に抱かれて退院する姿を見て、改めて助産師という職業の尊さを感じます。今はまだ先輩方に教わったことを着実にこなすことで精いっぱいですが、妊産婦や赤ちゃん、職場のスタッフに役立てるように精進して、いつか大切な友人の赤ちゃんを取り上げることが夢です。

純心では応援団長を務めた体育祭や様々な行事を通して、思いやりの精神や協調性といった人間力を学ぶことができました。クラスメイトや先生方と協力して、一つひとつ成し遂げることで、相手のことを思い行動する力が身に付きます。それは今、お産という命をつなぐ仕事に携わるうえで欠かせないことだと思っています。

先生方が生徒にしっかり向き合ってくださるところも純心の良さで、卒業後も思い出や近況を語り合うような親しい関係が築けます。個性豊かな先生方と過ごした３年間は私にとって大変有意義な時間でした。シスターとの交流や行事など他校にない刺激を得られるので、多くのことにチャレンジして視野を広げてください。その学びを自分のものにして将来に生かしてほしいと思います。