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【学校長ブログ】本年もよろしくお願いします

2025年が幕開けし、早2週間がたちました。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願い致します。

 始業式では巳年にちなんで、マタイ福音書 10章 16節を紹介しました。

「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい」

 狼の群れに入れられた羊は、身を守るためにしっかり考えて行動しないといけない。ボーっとしていてはいけない、ということです。
 生きている限り、良いことも理不尽だと感じたり思い通りにならないこともたびたびありますが、生きぬいていくためには、抜け目なく賢く、強くないといけないでしょう。そのために健康も素直な心も大切です。そして知性を磨くこと、努力することも。

 三計の教えというものがあります。
「一日の計は朝(あした)にあり、一年の計は春にあり、一生の計は少壮の時にあり」という教えです。
 何事も初めにきちんとした計画を立てるのが肝心だという意味で、「朝のうちにその日にすることをきちんと決め、新春に年間のスケジュールを立て、若いうちに将来の見通しをきちんとたて、その上で実行していくようにするべきだ」という教えです。新年の初めにふさわしい教えですね。

  成功のカギは、よいスタートを切ること、目標をもって努力をすれば、運が味方してくれるのです。努力は報われるという言葉を聞く時に思い出すのは、ノーベル化学賞等を受賞された方々のインタビュー、「発見、成功は、偶然だったんです」です。なんだ偶然だったのか、そう思うと「運がいい人っているよな」と思いがちですが、よく考えるとその運のいい人って、「運を拾う準備ができている」、つまり「普段から努力を積み重ねている」「アンテナが張り巡らされている」ということなんだろうと思います。問題意識を持っているから、答えを引き寄せる、運を味方につけることができているのだなと思います。たとえ目標が達成できなかったように見えても、新たな道を切り拓く力を無意識に蓄えている。努力を続けたその経験で得たものは他のものにも生かされる。だから失敗してもやっぱり「努力は報われる」のです。努力を惜しまず、目標達成に粘り強く前進していきましょう。そして大きく成長できる、素晴らしい新年、よい締めくくりの3学期となることを願っています。
 高校生3年生の皆さん、頑張りましょう。応援しています。
                       (始業式挨拶より抜粋)
*写真は11/14 校舎東側 朝6:50頃

1/14 校舎北西 7:00頃 月です