【学校長ブログ】今日の聖書
ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。 「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」 イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』 これが最も重要な第一の掟である。 第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』 律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」(マタイ22章34節~)
今日のミサで読まれた聖書の個所です。ミサを司式してくださった神父様のコメントはこうでした。「律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。つまり、私たちの生活の他の諸々は、全てこの掟に基づいているのです。」
八月も終わりに近づいてきましたが、まるで梅雨後半かのように日本の各地で線状降水帯が次々と発生して大雨が続き、河川の氾濫や土砂災害の被害が生じています。また、新型コロナ感染症もデルタ株やラムダ株といった変異株が猛威をふるっていて勢いが止まらないように感じます。今日も困難な状況にある方々を思うと本当に心が痛みます。一日も早く平穏に暮らせる日が来ますようにと祈るばかりです。私たちにできることは限られていますが、祈ることによって、辛い状況の中にいる方々の隣人になり、「実際に何をすればよいか、できることは何か」ということが見えてくるように思います。純心では、現在補習も部活も中止です。このような状況だからこそ、祈りで世界に心を向けたいものです。
*写真は、雨で落ちたヤマボウシの実