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問題解決のための思考法を学ぶ~宇野ゼミ~

5月10日(土)、高校生S特進コースと中学3年生を対象に、東京大学の宇野健司先生をお招きして、宇野ゼミ(問題解決のための思考法ゼミ)が行われました。

先生から出されたお題は

「24時間営業で学生・社会人の多いオフィス街にあるコンビニエンスストア。ランチタイムは混雑。そこのコンビニエンスストアの社員の方が、徹底的に無駄を省き、人件費を大幅に減らした(3人辞める)。従業員の中に主婦の方がいる。その主婦の方は子どものことで突然お休みをすることがあり、人手が足りなくなる。そうするとミスが起こり、他のアルバイトが大変に。アルバイトを募集するも人が来ず、シフトを増やすことに。そこで社員の方がバックルームに時給を張り出し【主婦850円⇒800円に、スタッフ850円⇒900円、募集:900円】、競争心をあおるようにした。そうしたところ、主婦の従業員が辞めたいと申し出が。ただし、売り上げは順調である。」

上記の状態から、どのようにしてこのコンビニエンスストアをどのようにして改善していくかとの問いが出された。

高校3年生、高校2年生、高校1年生、中学3年生でグループを作り、解決策を考えます。宇野先生からは、対話をする際のスキル(社会的スキル)を教えてもらい、話し合いを何度も重ねます。


話し合いの後は発表。ここで今までの発表の仕方と違うのは、全員必ず挙手をすること。そして、発表者はグループの話し合いで決まったことではなく、自分の考えを述べること。


宇野先生の質問に全員積極的に挙手で答えます。

そして、物事には「論理」と「感情」があり、論理だけ、感情だけで物事を考えるのではなく、バランスよく物事を考えることが大切であることを学びます。そして、その手段としてPREP法があることを具体的に教えていただきました。

最後は、中学生・高校生の今何をすべきか、何が大切かを「守・破・離」を使って教えてもらいました。
〇 守:基本を身につける
〇 破:基本を守りながら工夫する
〇 離:型や教えから離れる
中学生・高校生の時は、「守」を大切にし、人格形成を頑張ってほしいとお話してくださいました。

参加した生徒からは、以下のような感想を聞くことができました。
「今後、正解のない問題を考えていくうえで、まず自分で物事を多角的に見て、そこから良いディスカッション(主体的に発言する、発言差分を意識する、意見を言いやすく、説得力のあるものにする)を大切にしていきたい。」
「人間関係を築くために、公私ともに人格形成を一生続けることが鍵だと学びました。それは世界共通だと思うので、留学しても海外で良い人間関係を気づけたらと思います。」

今回の宇野ゼミで学んだことを今後も実践して、自分のものにしてもらいたいと思います。


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