創造的休暇
2学期の終業式が行われました。今年は2学期最初にコロナウイルス感染症拡大防止のため、行事が中止になったり、延期になったりと、いつも以上に例年通りとはいかない学期となりました。そのような慌ただしい始まりとなった2学期でしたが、終業式の校長先生のお話で時間の過ごし方や発想の転換を考えさせられる終業式となりました。
内容は『創造的休暇』のお話。それは『アイザック・ニュートン』のお話でした。ニュートンは庭のりんごの木からりんごが落ちるのを見て、万有引力を見つけた偉大なる物理学者と言われていますが、実際はそこに至るまでに色々な背景があったようです。ニュートンが万有引力を見つけたのは、ロンドンでペストが大流行し、大学が休校になっている2年間でのこと。
庭のりんごの木からりんごが落ちるのを見て、なぜ月は落ちてこないのか考えた。しかし、答えは出てこない。そこで設定が間違っていたのではないかと考え直し、月はすでに落ちていると考えた。こうした発想の転換から、『円運動』が生ました。
ニュートンはこの大学が休校になった2年間をのちに『創造的休暇』と呼んでいたそうです。コロナ禍で学校生活や行動様式が制限され、なかなか思うような生活を過ごせなかった2学期。2学期を振り返り、様々なものへの取り組みの工夫がもっとできたのではないか、その時の一つの言葉をもっといい言葉をかけれたのではないかなど、反省ばかりが浮かんできますが、発想を転換、分析・判断し、それを修正する力を身につけてほしいとありがたいお話してくださいました。
果たして、明日からの冬休みです。今日の校長先生のお言葉を受けて、どんな休暇を過ごすか、3学期の生徒たちの姿が楽しみです。