【学校長ブログ】梅の香
校長室の前の廊下は陽が差すと暖かい。温室のよう。
飾っていただいているのは梅の花。
N先生の家の庭に咲いた梅の花。たくさんいただいた。
ほのかに香りがする。この香りをどう表現したらよいか。
調べてみるとジャスミンに似た甘い香りとあった。
「馥郁(ふくいく)たる梅の香り」とも表現されるようである。
優しい香りがする。
(奥の緑の葉は、以前ブログに登場したパイナップル。水だけでしっかり育っている。これもN先生にいただいたもの)
新年を迎え、中学入試の頃にはテニスコート横には毎年鮮やかな紅梅が咲く。雲のない青空とのコントラストが美しい。
梅は桃や桜よりも早く咲き、早春を告げる。
三学期は、いろいろなまとめと次に向かう準備の時とつくづく思う。
生徒たちは月曜日からの耐寒訓練で紅梅の下を走る。用事があれば校長室前も通る。寒くても、忙しくても花に気づき、香りを楽しむそんな人になってほしい。
時々思い出すのが、東日本大震災で被災されたある方の「数か月してやっと道端に咲いている花に気づいた」との話。
色々なことを思いながら、今日もせっせと花の世話をする。