先輩に学ぶ会④
本科コースの先輩方のお話を紹介します。自分の道をひたむきに追い続けた本科コースの先輩方。勉強だけでなく、部活動、習い事にも一生懸命取り組んだ先輩方のお話を紹介します。
【本科コース①】
大学を決めたのは高校2年生の夏でした。私は幼いころよりクラシック・バレエとコンテテンポラリーダンスを習っていて、最近ではジャズダンスも習っています。将来は踊りに関する職につけたらいいなと考えたことがきっかけでこの大学を選びました。私は一度受験に失敗しています。自己推薦入試の二次選考で不合格通知を受け取りました。もともと厳しい挑戦だと覚悟はしていたものの、実際に不合格通知を見たときはとても悔しかったです。ですが、どうしても諦めきれず、公募推薦でもう一度挑戦することにしました。入試の一週間前に、例年の入試内容である即興ダンスから、指定曲に振りをつける創作ダンスと入試内容が変わっていきました。不安がある中、一週間でどれだけの完成度に仕上げていくかが勝負だと思い、毎日朝起きて一時間、学校の昼休み、放課後、家に帰ってから夜中まで、家族や先生方の協力を得ながら必死に躍り込みました。この一週間は精神的にも肉体的にもきつかったのですが、無事合格することができてうれしかったです。この経験から皆さんに伝えたいのは、後悔しない努力をすることです。結果が全てという人もいます。もちろん否定はしませんが、私の考えは少し違います。どんな結果であれ、これ以上できないと思えるほど、努力できた人はきっと悔しいと思うことはあっても、後悔はしないと思っています。だからこそ、何があっても諦めず、自分の決めた道に対して、必死に後悔しないくらい努力してほしいなと思います。皆さんはこれからたくさんの壁にぶつかり、その度に悩んだり苦しんだりするかと思います。中には越えられない壁ももちろんあります。けれど、それを恥じる必要はないです。その壁を越えようと必死に努力することにも意味があると私は思います。自分の目標に向かって努力できる人はとても輝いて見えるし、尊敬しています。皆さんが必死になったとき、周りの人たちが必ず力になってくれるはずです。私も先生方、先輩方、家族、友人、たくさんの人たちに支えられて今があります。将来、皆さん一人ひとりが輝ける道へ進めるよう心から応援しています。
【本科コース②】
私の純心での高校生活は濃く充実した3年間でした。新体操部に所属し、全国上位を目指していたため、部活漬けの毎日を過ごしました。しかし、部活動だけではなく、勉強にも力を入れました。部活動との両立は、とても大変でしたが、休憩時間をうまく活用したり、自分で時間を見つけ計画を立てることでテスト勉強や提出物を必ず出すことを3年間徹底しました。そんな3年間の中で、私の心の支えとなったのは友人と後輩の存在でした。学校へ行き、教室をあければ、クラスメイトからの明るい「おはよう」という挨拶や朝から元気なクラスの雰囲気が私を元気にしてくれました。私が大学でも4年間新体操を頑張ると覚悟を決めることができたのも、相談に乗ってくれたり、試合の度に応援してくれたり、一緒に喜んでくれる友達が背中を押してくれたからです。また、部活動では明るく元気な後輩や仲間と学年関係なく、頑張ることができました。どんなにつらいことがあっても、後輩がいつも必死についてきてくれ、全力で応援してくれることで、私は今もこれからも頑張ろうと思えたのです。寮では、友だちや後輩がいつも話しかけてくれて、家族のように温かく素直に話せて笑い合える仲間が私の悩みもつらいことも忘れさせてくれました。このように純心に入学して、たくさんの人と出会い、その存在が私の心の支えでした。私は3年間支えてくださった先生や友達、後輩への恩返しができるよう、卒業しても純心の支えとなれるような存在になりたいです。後輩のみなさん、今まで純心で出会ったクラスメイトや後輩はきっと心の支えとなり、何年後の大切な存在になります。だから、周りにいる友達に支えられ、時には支える純心生になってほしいです。これからも明るい純心になることを願っています。