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新入生オリエンテーション1日目~高校1年生~

新入生オリエンテーションが始まりました。

1日目は校長講話、探究、学校案内や図書館説明がありました。
校長講話では、校長先生から純心の歴史、純心の精神について学びました。

純心の始まりは1933年に遡ります。
鹿児島純心の前身「聖名高等女学校」は1933年にカナダの「聖名会」によって創立されました。しかし、次第に戦況が激しくなって外国人のシスター方が教育を続けていくことが困難になりました。そこで1940年に本部を長崎に置く邦人修道会「純心聖母会」が後を引き継ぎ、校名を鹿児島純心女子と変えて現在に至っています。今年、創立84年を迎えます。純心の姉妹校は長崎と東京にありますが、鹿児島純心の特徴・伝統についていくつかご紹介します。
 純心聖母会が「聖名会」から学校を引き継いだ時のエピソードです。1940年にやむなく帰国の途につくことになった「聖名会」のシスター方は、後に来るシスターたちに迷惑をかけてはならないと直接会うこともなく去って行かれました。長崎からシスターたちが到着してみると、引っ越すときには竈の灰まで持っていくと言われていた時代に、聖堂には花が飾られ、食器や大工道具に至るまで順序良く並び、トイレの手拭にはアイロンがかけられていて、すべてがすぐに使えるように、きちんと整えられていました。その時の様子に接した学園の初代理事長シスター江角ヤスは、「『高貴な芳香』に包まれた思いがしました」と後に記しています。聖名会のシスターが遺された、次に使う人のことを思いやる優しい心遣いは、純心の在校生、卒業生、保護者、教職員に語り継がれている大事な伝統であり、心です。
校訓 心清きものは幸いなり(マタイ五章)

カトリック学校の使命と精神③

純心ではよく聞かれるお話ですが、新入生は校長先生から『純心の心』を受け継いでいました。また、校長先生からおメダイをいただき、初めていただくおメダイをずっと眺めている生徒もいました。最初に『純心の心』に触れ
、今後どのようにその心を育てていくのか楽しみになりました。

次に、純心で初めての探究の時間でした。今回の探究は協働することを学びました。クラスの友達との仲を深め、協働すること、対話することの大切さを学びました。

経験=成功+失敗

失敗することから学び、そして失敗した人をサポートできる学年を目指したいと思える時間になりました。

探究リフレクション
探究リフレクション

午後からは、学校案内と図書館説明。純心の図書館には8万冊の蔵書があります。ぜひ活用して、たくさんの本と触れ合ってほしいと思います。

オリエンテーションはあと2日続きます。
明日は午後から2時間、探究の時間です。
純心のPBL(Project Based Learning)を楽しんでほしいと思います。